学校保健・エコヘルス財団理事長 挨拶

一般財団法人学校保健・エコヘルス財団(School Health Training and Ecohealth Promotion Foundation:STEP)理事長の朝倉隆司です。
私は、カンボジアの社会をよりよくしていくには、トップダウンでもなく、ボトムアップでもない、ミドルアップ・ミドルダウンだと考えています。学校保健の教育に関していえば、教員養成大学が中核となって、政府に学校保健教育や教員養成について提案し、同時に、地方の学校に教員を送ることで、地方の子どもや人々の健康を向上させていくことができると考えています。このミドル層が充実することが、カンボジアの国、社会、人々が健康になるうえでカギを握ると考えているのです。
我々の調査では、現在、カンボジアの教員養成大学の卒業生のうち約30%が学校で保健を教えている状態です。カンボジアの子どもたちの健康向上のために、教育青年スポーツ省、教員養成大学と協力してこの数字を上げていきたいと考えています。
STEPが日本財団の助成を受けて、SHCCプロジェクトの第二フェーズを行っていく上での最終的なゴールは、プノンペン教員養成大学とバッタンバン教員養成大学における中学校教員養成課程学校保健専門コースの設立です。国の未来を創る子どもたちが健康であるためには、包括的な学校保健教育ができる教師の育成が必須だからです。また、新しく開設される教員養成大学への学校保健導入の支援、附属学校等における学校保健の教育実習の充実など、新しい事業にも取り組んでいきます。これまで通り教官に対しての学校保健研修も実施していきます。この目標達成は、カンボジアの教育青年スポーツ省と教員養成大学のご協力、同時に、日本財団をはじめとした財政面等のご支援なくしては実現できません。
STEPとしてはASEAN諸国を中心とし、新たな学校保健支援事業にも取り組んでいきたいと考えております。このHPをご覧くださっている皆様のご理解とご協力、ご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。
学校保健・エコヘルス財団理事長
朝倉 隆司

